[プログラミング] 先に後悔するということ

今回は、このことに関係して、先に後悔するということに
ついて書こうと思います。

たとえば、プログラミングをしていてよく後悔することがある
と思います。
設計が良くない、メソッドのインタフェースが拡張性が乏しい、
そもそも必要のない機能を実装してしまった。

テストを十分にしなかったことを後悔してしまった経験が
よくあります。(関係者の方深くお詫びします)

こういうときに必ず、私たちは後悔するものです。

あ〜。ああしておけばよかった。こうしておけばよかった。
後知恵ではいろいろともっといいアイデアが出てくるものです。

検証しておけばよかったとか後悔してしまいます。

さて、このように後悔しないようにするにはどうすれば
いいのでしょうか?

ここでとても簡単な方法を紹介します。

それは先に後悔するということです。

あなたは今やっているとを今やろうと思っているとおりにやるとして、
将来こうしておけばよかったと後悔するとしたら、どのような
ことで後悔すると思いますか?

この質問はとても強力な質問です。

心の中に生じた抵抗をこの質問を読んだときに感じた人もいる
かもしれません。
そういう方は一旦、深く息を吸い込んで落ち着いてそれから
もう一度、心の中で反芻してみてください。

あなたは今やっていることを続けたとして、後悔するとしたら
どのようなことで後悔しますか?

これは、今やっている仕事においてもあてはまりますが、
将来の長いスパンのことについても考えることができます。

あなたは、このままの人生を過ごしていきます。
そして、今あなたが過ごしているような毎日の延長線上を
生きていくのです。

5年後、10年後、20年後、死ぬ直前の姿を想像してみてください。

そのときに後悔しているとしたらどのようなことで後悔しているのでしょうか?


この質問に対する答えには不思議と共通点があります。
人はみな「しなかったこと」を後悔するのです。

「家族を大事にしなかったこと」、「もっと思い切った恋愛をしなかったこと」
「新しい挑戦をせず、ワクワクのない時間を過ごしてしまったこと」

こういう後悔を先にすればいいのです。

このような考え方を紹介している本田健さんは、妻の妊娠が分かった
ときに、子育てが終わった方に何を後悔するか聞いて回ったそうです。

そして、そのとき得られた答えはなんだったと思いますか?

「小さいときにもっと一緒の時間を持てばよかった」とか「育児を
楽しみたかった」という人が多かったということです。

後悔する対象はそういうものなのです。

あなたは、何に後悔すると思いますか?

その後悔する気持ちが今のあなたの延長線上にあるのです。

あなたは後悔しない将来へと方向を変えるために今から何を始めますか?