「近所と親しくない」65% 03年度国民生活調査

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淡路島は直下型地震のまさに震源地であったにもかかわらず、
死亡率が非常に低かったという。
その理由は近所の人がどこでどういう風に寝ているかまで知っている
密接な人間関係があったからだということである。

淡白な人間関係は、効率的な作業を可能にし、平和な社会で平坦な
社会において、個人の幸福度を増やす効果があることを
否定しない。しかしながら緊密な関係は、突然の事故、事件、災害に
対する耐性を高める。

事故・事件・災害が多い社会においては、個人の幸福も何もあったものでは
ないだろう。

まずは、個人個人が自分が社会に期待するもの、最低限必要とするものが
何かを明確にする必要があるが、それは失ってからでしか
明確にはならないものなのだろうか。