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日本は奨学金制度が十分充実していないということ、そして高等教育が
大学に偏っていて大学進学率が高すぎることから、修学困難な大学生が
多いことは仕方がないと思う。
あともうひとつの問題点をあげると、現在そしてこれからの大学生は
バブル期に家を買った世代であるということである。
1989年に4才だった子供が現在19才の大学生である。
子供が生まれてから小学校の入学までに一戸建てを購入することが
多い日本のライフサイクルにおいて、今およびこれからの大学生世代
の家庭はバブルの直撃を受けたもっとも辛い層なのである。
