ダイヤモンド最大手デビアス系鉱山でスト 労使対立激化

link
宝飾用ダイアモンドの生産量の3分の1を占める鉱山で
ストが起こっている。
こういう事例は、単純労働者の生み出す生産性とその適切な賃金の
関係に対して面白い見方ができる。
単純労働者はほかの人でも代替可能であるため、安い賃金に
なってしまう。これは、他の人たちがどれだけの賃金で働いてもいいと
思っているかで決定されてしまい、その労働がどれだけの生産性が
あるのかということから算出される数字とは大きく異なることに
なってしまう。

上の話とは別に、これは世界のダイアモンド価格や、デビアスの市場支配力
にも影響を与えそうだ。デビアスの市場支配力と価格統制は有名だが、
それは昨今、ロシア産ダイアモンドの台頭などで弱まっている。
これで、労使の悪化が飛び火していけば、ブランドイメージの悪化とともに
市場支配力が低下することもありうる。