昨年のヤミ金被害、過去最悪の348億円

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ヤミ金融被害の増加は、単純なライフスタイル仮説からの帰結と、
現在の法の傘の下の貸し出しを30%より低く抑えているからではないか。

ライフスタイル仮説によると、現在の団塊の世代などはそろそろ
引退になり、過去の貯金を取り崩して生活することになる。
現在貯金のない者は当然借金をするしかない。

これが借金の増加ひいては、ヤミ金被害者の理由の1つである。

もう1つは、30%の金利は実態として、低く抑えすぎている。
借りる方にとっては金利が低いほうが望ましいが、貸す側にも経営がある。
どちらにとっても有意義な法律であると運用としては失敗に帰す。

消費者金融がこの人には 30%でも貸したくないと思うような
人が多数いることは事実だ。
そのような人に法の監視下にある金融機関が貸し出すことができるように
法律を変えることが望ましいのではないか。

もっとも、一番のぞましい状況はすべての人が若いうちからきちんと
人生設計をして、高い金利の借金に頼らなくても生きていける
ようになることだが。