[プログラミング] お祝いをするということ

前回は自分の心の中の抵抗を溶かすことの大切さについて書きました。

今回はいつもと同じようなつまらない一日を、楽しい一日に変える方法について書こうと思います。

プログラミングをしていて、ただただ同じようなコーディング、デバッグ
続けていると感じられるときがあると思います。

カタカタカタ。あ。失敗。ちょっと修正。んー。違うな。もうちょっと修正。
まだ動かない。ぜんぜんわかんないぞ。別のところを変えてみよう。今度はいけたな。
じゃぁ、次のルーチンだ。

このような調子に進めていきます。

この一連の流れの中に少しある要素を入れるだけで、ぜんぜん違うプロセスになります。
それは「お祝いをする」ということです。

あなたには誕生日はありますか?

変な質問ですね。
どんな人にも誕生日はあるに決まっています。

では、次に違うことを聞いてみましょう。
最後に誕生日のお祝いをしたのはいつですか?

この質問は少し悩む人はいるでしょう。ずっとお祝いをしていないという人もいると思います。

また違う質問をします。誕生日は他の日とは違う特別な日なのでしょうか?

この質問も少し奇妙です。ですが、これは見た目よりもずっと奥の深い質問です。

私の答えは次のとおりです。
誕生日ははじめから特別な日なのではなく、お祝いをすることで私たちが誕生日を特別な日にするのです。

騒ぎ、はしゃぎ、笑い合い、楽しむ。そういうお祝いをした思い出が誕生日を特別な日にするのです。

では、毎日を特別なものにするにはどうすればいいのでしょう?そのためにはお祝いをすればいいのです。

普通の日と同じような日でも誕生日のお祝いをすることによって特別な日になるように、毎日何かを作り上げたとき、新しいことを学んでいるとき、成長を感じられたとき、節目のときにお祝いをすればいいのです。

その節目はつまらないものでもかまいません。
たとえば、消しゴムを一個使い果たしたということ、行数が100行に達したということ、1時間集中して取り組み続けられたということなんでもかまいません。
あなたがそれを節目だと感じられれば、マイルストーンとみなすことができるものであれば、なんでもいいのです。

そして、そのお祝いをできる限り強く印象づけるような形で行ってください。たとえばある種の体の動かし方と結びつけると印象がよく残ります。
あなただけのガッツポーズをしましょう。そのとき、「うれしい!」「やった!」「できた!」「すごい!」と感じてください。

毎日をつまらないと感じる人が多くいるのはどうしてでしょうか?それは日々を漫然と過ごしているからです。のっぺりとした一日が続いているのです。節目がありません。

「うれしい!」「やった!」と感じられる節目を多く持つようにすれば、自然と毎日が楽しくなります。

プログラミングでは、このような節目を比較的多く見つけることができます。たとえば、「アルファバージョンができた」「バグがすべてつぶした」「cvs のコミットを行った」「外部仕様を決めた」さまざまなフェーズがあります。
それらが1段落するたびに、自分にお祝いをしてあげるようにしてください。そのとき、今までとはぜんぜん違った自分を見つけることができます。とても楽しい一日を過ごす自分です。
そういう点もプログラミングの素晴らしい点です。

今日あなたはどんな節目がありましたか?
次にどんな節目がありますか?