[政治・経済] 高齢者給付見直し少子化対策財源に

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20060518AT3S1701317052006.html

日本のいびつな社会保障費の振り分け方が変化するようだ。

このニュースを、mixi ニュースで反応を調べていたら mixi 内で、このニュースに対する反応は否定的なものが多くて驚いた。

現在は子育てがあまりにもしにくい環境で、この程度の対策はむしろ現場の怒りを燃え上がらせる効果しかないのかもしれない。子育てのストレスは相当なものであると感じさせる。

そういえば最近、「未妊」という本を読んだ。この本は、子供が欲しいとずっと思っているのに、子供を作ろうと一歩踏み出すことができないでいる人たちを描いている。

私は最近統計データを中心に論証した本ばかり読んで疲れていたこともあって、この本はとても癒された。
フィールドインタビューで得られた知見をもとに丁寧に「未妊」中の人物像を描いていて、とてもほっとできる。筆致がよい。誠実さと真摯さを感じる。

この本で一番印象に残ったのは次のこと。

昔は子供がいることは経済的に豊かになるためのモチベーションだったのに、今の若い人にとっては子供を持つことは経済的に豊かになってからようやくできることのよう。

そうだね。