[プログラミング] 優先順位

昨日、少し書きましたが、普遍的に共通する価値というのはいくつかあります。

たとえばプログラミングにおいて、「楽にできる」「安定稼動」「後方互換性」「最新・流行のテクノロジ」「美しいコード」「多くの人がメンテナンス可能」などというのは多くの人が価値があると感じるものです。

けれど、これらの価値観の間で、優先順位が異なれば、それにしたがって、採用するテクノロジ、進め方などはまったく違うものになるでしょう。

たとえば、「安定稼動」が1番大切だと思っている場合と、「楽にできる」や「最新・流行のキャッチアップ」が大切だと思っている場合では全然違う技術を採用することになるでしょう。

少し話しは変わりますが、昨日は、ネットベンチャーの会社に勤めている友達と会ってきました。今の多くのネットベンチャーの状況などを聞くことができて、とても興味深かったです。

その中で一番感じたのは、世界に対する見方、そして人生の価値についての優先順位が全然違うなぁ、ということです。

たとえば「仕事」と「家族」というのは、両方とも多くの人にとって高い価値があります。
けれど、「家族」よりも「仕事」が大切だという人と、「仕事」よりも「家族」が大切な人の人生というのは、同じような人生になるでしょうか?

この 2人の人生は、比較するまでもなくまったく違う人生です。けれどこの2人ともが、「家族」も「仕事」も大切だと思っているのです。

まったく同じようにそれぞれの要素・要素を大切だと思うという点で一致していたとしても、結果としての人生はまったく違う結果になったりします。そして、これは当然なのです。

優先順位が違うのですから。

何かを決定するときは、大切にしたい価値観が何かということを明確にすることが必要です。けれど、それだけではどういう結果になるかは予想できません。

大切にしたい価値が何かということに加えてさらに優先順位がどうなっているかということにも意識を向けてあげるようにしましょう。優先順位を整理することで、いろいろな点でちぐはぐせず、整然とできますし、目的に沿った行動になります。