[政治・経済] ライブドアショック

今日は、株式市場が全面安でした。
それはいいのですが、気になるのが報道です。
多くの報道で投資家の心理が大変弱気になっているなどと書かれていますが、それはどうも一方的なように思えます。
市場はいつも売り手と買い手の相矛盾する心理状態の
均衡によって決まっていきます。

マーケットは売り手と買い手で成り立っています。

つまり、売り手と同じ数だけ買い手は必ずいます。

今日の取引は市場がストップしてしまうほど多くの取引が成立しました。

それはパニック的に売る人がいたからと説明している報道がありますが、それは片方しか説明していません。
パニック的に売っている人がいて、それに対して、待ち構えて買った人が同じ数いた、ということが正しい報道です。

いつでも、売られる株式と買われる株式は必ず同じ数ということは単純すぎるほど単純な事実ですが、なぜか新聞記事やニュースなどを見ると忘れ去られているように思えます。

けれど、この報道を見ている限り、次の営業日は400万株で市場が止まるよりも前に売ろうとする人が殺到することは明らかでしょう。市場最高数の取引が行われたとても活況の日だったということは気づかれないままに。

報道のあまりの偏りは辟易して仕方がないのですが、こういうパニック的な状況は無関係な銘柄を拾うのに絶好の機会になるでしょう。

これから、外国人の日本買いに伴う円高が進行するのかな。