OSC2006

18日は、オープンソースカンファレンス2006 に参加してきました。

ブースをとりあえず全階まわって、とりあえず、なでしこのブースと、zope/plone のブースと OSASK のブースで一しきり話をしてきました。

なんか、趣味がバレバレだな。

OSASK のブースでは、中学生とか高校一年生とかが OS を作ることを学んでいたりするっていうことをアピールしていたのがすごかったです。

自分で作った OS が 32MB のメモリで十分に動くことが分かっている高校生は、Windows をどう思いながら使っていくのかということが興味深いです。

なんというか、今日の一番面白かったのは、サイゼリヤでささださんのプレゼンを見せてもらったことです。

以前、関西勉強会での発表を見たこともあったので、ある程度は事前に知っていたのですが、それでも新しいことをいっぱい知ることができて、とても有意義な時間をすごささせてもらいました。

たとえば、リアルタイムGC という研究テーマがあって、その創始者が、京都大学の湯浅教授だったということが、とても驚きでした。他にも、ブロック呼び出しのときのスタックマシンにどう積んでいくかとか、結構おもしろかったです。Ruby の eval すごいなぁ。

懇親会ではなんというか、まったりと Ruby コミュニティの人と話す。あんまし、何を話したのかについて、よく覚えていないのだけれど、最後の Haskell のライブラリ一覧とか、予想以上にはるかに豊富でびっくしした。

あれだけ大量に用意されていたら、一から他と独立したアプリケーションを作るのであれば、十分かもしれないなぁ、と思いました。あと、なぜか始まった C++ の auto_ptr と同じくらい軽くて boost::shared_ptr と同じくらいいろいろなコンテナで使用可能なポインタクラスが C++ の標準化委員会で提案されているとかってトピックはとっても面白かった。

というか、リファレンスカウント方式で実装されている shared_ptr でさえ重いというような感覚を持っている人が標準化委員会にいて、それでそのために STL の再実装も視野に入れつつ、より高速なポインタークラスが検討されているっていうことがすごいなぁ。

とても基準が高い人たちだ。

というわけで、珍しく日記形式でお届けしました。