MPUF 関西

先週の木曜に、Microsoft Project 関係の勉強会に出てきました。

年齢層が普段出ている勉強会よりもずっと年齢層が高くて、新鮮でした。

その会の発表で行われていた内容はCCPM(クリティカルチェーンプロジェクトマネジメント)もどきで管理して、それがうまくいったという発表者の実体験に基づいた話についてでした。

開発担当などは中国人にオフショア開発を委託しているということで、オフショア開発の場合はプロジェクトの失敗確率が高くなりやすいにもかかわらず、成功例ということで、興味深かったです。

具体的な内容としては、担当者に「あと何日?」と聞いて、その日数をベースに Microsoft Project にタスクを入力していったということでした。

私が特徴的だと思った点としては、Microsoft Project に入力するときに依存関係を気にせずフラットにタスクを並べるという点でした。もちろん実際の作業にはこちらが終わってから、こちらをしなければいけないといった内容もあるわけですが、そのあたりの解決は依存関係があるようなタスクは同一の人に割り当てることによって、行うということでした。

たしかに実際の運用上も関係の深いタスクを同じ人に割り当てた方が効率がよくそうした方がいい場合も多いでしょうし、プロジェクト管理ソフトに依存関係を入力するのは複雑な作業になりますから、そのアイデアは実用的で良いとおもいました。

あと、プロジェクト管理上、余裕のある人、余裕がない人というのが見える化されてしまうわけですが、そのような場合に他のプロジェクトの仕事をさせられてしまうという問題があったという話もありました。

この手法を使う場合は、プロジェクト計画のリスケジュールの頻度と、「あと何日?」と聞いた結果、いかに 50% の成功確率の締め切りを言わせるかということがキモなのかな、という印象を持ちました。