JTPA シリコンバレーツアー

3月6日から9日にかけて参加した JTPA シリコンバレーツアーについて簡単にまとめる。

3月5日 San Francisco 到着
ケーブルカーに乗って、サンフランシスコ市街地を観光。フィッシャーマンズワーフのYouth Hostel にて宿泊

3月6日 JTPA シリコンバレーツアー初日
集合で誰一人として、遅刻しないというきわめて優秀なメンバー。バスに乗車。Oracle 訪問。
Oracle は中心に池が配置されているのが印象的であった。きれいな建物。シリコンバレーに移住したドイツ人の話を聞く。年を経るごとにドイツに帰る気持ちが減っていったそう。あとクジで永住権を入手したというのは少し意外だった。
午後からは、スタンフォード大学の学生から話を聞く。スタンフォードの学生は意外に授業にはついていけると言っていた。スタンフォードといえども、日本でトップクラスの人間がおちこぼれになるほどではないのだろうな。

夕食後、梅田望夫さんの講演を聴く。梅田さんから直接にお話を聞くことができたこの時間はとても有益だった。彼の文章を読むと楽観的で牧歌的にすぎる印象をたしかに受けるのだが、それに対して本人が非常に自覚していて、意識的に狙ってそう書いていると知ることができるのがもっとも有益だった。たとえば、すべての情報・ツールへの自由なアクセスと、そのための前提としての教育というコンセプトは、理想的社会の一例を照らし出す。その理想的社会が存在すると信じられる人だけが、シリコンバレー的な人間として生きられるのだろう。

講演後、懇親会があり、その後部屋で睡眠。ホテルで一緒の部屋になった人があの「Preferred Infrastructure」の CTO。こんな優秀な学生と一緒になれる人なんてとても運がいい。

懇親会・ホテルでいろいろと話した覚えがあるのだがぜんぜん思い出せない。

3月7日 JTPA シリコンバレーツアー2日目
午前中は Google に向かう。Google は非常に有名な企業だ。Google ではツアーコースは決まっているらしい。うわさどおり、Google の中はいろんなものが無料で食べられる。私は、日本料理とメキシコ料理を食べた。ビュッフェ形式としてはおいしいが、Web ニュースで絶賛されるほどおいしいとは思わなかった。

午後は、「パラダイス鎖国」を出版した方によるシリコンバレーツアー。わりとマニアックな問題だったと思うのだが、ikomaru が 12問中11問正解。すごすぎる。

ツアーでは、AppleIntel を訪問した。Apple Store では Notebook を購入。

ツアー後は、スタンフォード大学に訪問。スタンフォード大学は、建物の名前が、ゲイツとかヒューレットパッカードとかどこかで聞いたようなものばかり。日本の名前も多く、そういう意味での貢献はしているのだな、と思う。レゴで作られた Google の初期のパソコンとかの実物が展示されていた。あと、Newton の実物なんかもちょっと感動。

スタンフォード大学は中世ヨーロッパの町並みのようなかんじで、不思議なかんじ。全体的に統一感があり、とてもきれい。学生の服装はなぜかみんなジーンズで、学生も自動車を運転していることや、あと意外に自転車を使う人も多いことなんかが印象深い。

ホテルに戻ったあとは、セッションが2つ。ベンチャーキャピタルの人がしてくれた講演はとても勉強になった。ここはまたあとで詳しく書こう。

IT 業界で働くというテーマで、いろいろと聞いた。ここで印象的だったことは、なんちゅうかきっかけは人それぞれということかな。ある種の運命的ななにかを自分で感じられるかどうかなのかなぁ、て思った。

3月8日 JTPA シリコンバレーツアー3日目
3日目にもなると若干お疲れ気味。この日は朝からひたすらホテルで話を聞く形。午前中のバイオサイエンスのセッションは少し不思議な感じ。バイオの業界って時間の流れ方が IT とは違うのかすごいゆっくりだな、て思った。シリコンバレーでも年功序列的な部分はあって、勤務経験で給与はある程度決まるので、前歴が長くつまれていると、採用してくれる会社が少なくなってきて、自分はしたくなくても、起業せざるをえないという話は興味深かった。

その次は午前中2つ目、IT業界で働くのセッション。あの宮川さんでさえも Google の入社試験を受けて、不合格になっているという話がとても印象的だった。そんなものなのかもしれない。

午後からはシリコンバレーの起業家たちの話を聞く。まぁ、みんないろいろ荒波を受けながら、ちゃんと生きていることがすごい。淡々と話される中に凄みがある。

最後は総括のセッション。まぁ、いろいろとあったが、自分がこの先どう過ごすのかを考えさせられる時間。本当にどうするのだろう。いろいろある中から、決めなければいけない。

最終日の夜なので、金島先生宅でパーティ。シリコンバレーの豪邸で、食事できるなんてとても貴重な機会だ。ご飯はたらふくいっぱい食べられてとてもよかった。おいしかったし。

金島先生宅から帰るときは、Adobe を訪問させてもらう。Adobe で見たパソコンと椅子はとても使いやすそうだった。全体的にシリコンバレーの机と椅子はとてもよい。必ずディスプレイは一人あたり複数あるし、そういう意味では優遇された環境だと思う。

3月8日 JTPA シリコンバレーツアー4日目
ホテルを出発し、SFO に向かう。
SFO に国際線ロビー到着後、解散。
シリコンバレーツアーに続く。